Copyright COMO Inc. 2026
2025年は、株式会社COMOにとって、そして施工管理アプリ PICO にとって、ひたすら手を動かし、考え続けた一年でした。
2025年にPICOのバージョン1が完成して以降、改修と新機能実装に追われる日々が続いています。
実際に使ってくださる方が増えるにつれ、「ここが使いづらい」「こういう機能があったら助かる」という声をたくさんいただくようになりました。ユーザーの皆さまからのフィードバックは本当にありがたく、細かな修正や改善は今も日々進めています。
一方で、機能開発において常に意識していることがあります。
それは、「あったら便利そう」という理由だけで機能を増やしすぎないことです。
こうなったらいいよね、で機能を追加し続けることによって、学習コストが上がってしまい、「結局何ができるアプリなのかわからない」状態になってしまうことが少なくありません。
そのためPICOでは、新しいアイデアが出るたびにエンジニアと一緒に、「それは本当にPICOに必要なのか」「現場の業務を本質的に良くするものか」を何度も突き詰めて話しています。
PICOが目指しているのは、多機能なツールではなく、事業にとって本当に意味のある基盤です。なかなか難しい部分ではありますが、設計で一番議論が白熱する場所です。
2026年は、新たなステップとして モニタリング機能の設計を進めていく予定です。
初期段階では、まずはシンプルな虫のカウント機能から検討していくことになると思います。
先日、データサイエンスと生成AIに関する講義を聴く機会がありました。そこで改めて感じたのは、ペストコントロール事業とデータサイエンスの親和性の高さです。
大学や研究機関と連携しながら研究を進めていく手法についても講義の中で知ることができました。
どのデータを、どの粒度で、どのような文脈とともに蓄積していくのか。
PICOが将来的にデータサイエンスの領域へ踏み込んでいくためには、精度の高いデータ集約の設計が欠かせません。
新たに学ばなければならない分野も増えていきますが、ここまで設計できて初めて、ペストコントロール事業に特化したPICOの強みが活きてくるのではないかと考えています。
もう一つ、今後PICOで取り組んでいきたいと考えているのが、従業員教育とAI活用の分野です。
ペストコントロール事業は、目に見えない小さな虫、時にはウイルスと向き合う仕事です。
現場では多くの「職人技」が存在しますが、それを体系的に学ぶ機会が少ない、という声をよく耳にします。
どこにトラップを設置するのか。
何を観察し、どのように判断するのか。
施設の衛生状態を改善するためには、虫の性質や侵入経路だけでなく、建物の構造や人の動線まで理解したうえで施工を行う必要があります。
これは決して単純作業ではなく、非常に高度で、かつ科学的な仕事です。
海外では、大学で専門的に学ばれている分野でもあり、人間の生活と切っても切り離せない重要な領域であることがわかります。
近年は気候変動の影響もあり、日本でもこれまで見られなかった虫が別の地域で確認されるケースが増えていると聞きます。
気候が変化すれば、虫の活動量も変わり、衛生管理の重要性はますます高まっていきます。
一方で、この業界は慢性的な人手不足にも直面しています。
これまで人の経験や勘に大きく依存してきた部分を、データやAIで補完していく必要性は、少しずつ高まりつつあります。
IoTで集積したデータをAIが分析し、その結果をもとに現場で最終判断を行い、施設に適切な指示を出していく。
そんな形へと仕事のあり方も変わっていくのではないかと考えています。
実にいろんなことがあった2025年でした。
COMOはまだ小さなスタートアップですが、真摯に向き合ってくださったPICOユーザーの皆様、デモアカウントご利用の皆様、本当にありがとうございます。
まだまだ至らないところが多々あると思いますが、より洗練させていきますので今後も末長くお付き合いいただけますとありがたいです。
またPICOにさまざまなご助言をくださる皆様、毎回視点が面白くいろんなことを気付かされる日々です。より高度な技術にチャレンジしていくためには、根底には現場の知識と経験則が欠かせなくて、それを惜しみなくくださる皆様に心から感謝を申し上げます。
チームPICOメンバーにはお世話になりっぱなしです。みなさんの優秀な頭脳と経験と、日々精進する姿と時間をPICOにくださってありがとうございます。
きっとワクワクできる様な職場にしていきますので、楽しみながら仕事が一緒にできたらいいな。
最後に、いつも支えてくれる家族と生き甲斐である子ども達に感謝です!